2010年11月30日

殺人タイヤも恋をする♡rubber

LIAISON−La fête de NOËL@渋谷Liaison 2010年12月18日(土)18:30 staet
ーチケットの予約が開始されています。限定30名様限り。パリのお土産つき♡ー



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朝方、Bonzour Japonの第一校正を終えて、ぐんと気が楽になった月曜日。

外は寒いが、ぜひ、このくそ寒いパリへ繰り出したい。そう思って、行きたかった映画のバンドアノンスをあれこれ見ていたら、カンタン・デュピュの「rubber」がやってるじゃん!

カンタン・デュピュといってもピンとこない方、多いのではないかしら?ミスター・オワゾ、もしくはぬいぐるみ、フラット・エリックの生みの親と書けば「ああ、彼か!」となる方もいるやもしれぬ。音楽プロデューサーなど幅広く刺激的な活動を展開するデュピュの長編第3作目といえば、見ないわけがない。が…、あらすじを見ると古ぼけたタイヤが主人公。しかも、こいつが殺人タイヤというではないの。アヴァンギャルドに笑いが入った、シュールな映画なんだろう。というあらかたの予想がついたところで、ポンピドゥーセンター横にあるMK2 Beaubourgへ。ところが、外まで人がごった返しているではないの。まさか、皆rubber を見に?と一瞬ありえないことを考えるも、すぐに、別のホールでイヴェントがあることがわかり、一安心。はいはい、ちょいとごめんなさいよ…と人をかき分け、地下の小さなホールへ。(小さなホールだけれど、満員でした。)

で、見たよ。タイヤが主人公の映画を。結論から言っちゃうと、相当面白かったよ、私的には。これに匹敵する映画っていったら、やっぱり2006年のダフトパンクの`エレクトロマ´かしらね。笑えるのか笑えないのか、観る人の力量を問われる微妙〜な笑いどころ。そして、主人公のタイヤ(名前がちゃんとついてんのね。ロバートっていう。笑)が、人間以上のリアリティで、喜怒哀楽と恋愛感情を表現しちゃっているところが凄いですよ。不条理という点では、ゴダール的でもあり(Week-endみたいな)、劇中にすでにタイヤの素行を見守る観客がいる、という点ではアンディー・ウォーホルの実験的なアートフィルムに通じるものも感じる。そう、この映画は劇中劇なのだけど、劇中のアホな観客たちを「アホだなあ〜」と言っている自分たちも、実はこんな映画見てること自体、アホなんじゃないかと、終いには誰がアホなんだかわからない、永遠のアホ・スパイラルへ突入していることに、ふと気がつく。

とにかく、こうゆう感覚がない人には、きつい映画かもしれないが、少しでもあると自覚するあなた!ぜひ、見てください。(そもそも日本に来るのかが不安だが…)そういえば、次号のBonzour Japonでも、梶野くんが連載にこの映画のことを詳しく書いていて、私はまったく明るくない、フランスのエレクトロ系の人たちとのつながりとか、とても面白いリポートをしているので、ぜひもらってみてね!配布は、2010年12月10日!必見ですよー。






posted by 猫沢エミ at 00:00| パリ ☁| フランス映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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