2012年02月09日

成層圏。

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Quand la femme tient la barre de sa vie N°6 −猫沢エミライブ&トーク@TRAUMARIS 恵比寿 2012 年3月2日(金)只今、絶賛ご予約中♡



1月6日。pm 5:00 Paris C.D.G空港に無事、到着。


仕事仲間のブリュノが車で迎えに来てくれて、その足で7区の佳子宅へ。彼女のアパルトマンに、生活に必要な物をいろいろと預かってもらっている。再会を喜びつつ、友達ふたりにアパルトマンへの荷物の運び込みを手伝ってもらい、家主のリナと契約書を交わして鍵を受け取り、パリにこうして通い出す最初期にはすごく大変だったことが、すごくスムーズになったのは、長いパリとの付き合いと、友達達のおかげだ。なんてありがたいんだろう。そして、ここをシェアしている友達と大家さんのリナ、その後やってきたMACのメンバーに、買い物に出なくても明日のお昼までは充分なほどのワインやビスケット、マロングラッセ、お茶etcを頂いた。
 
パリへ入ってからも、息抜く暇のない日々が続いた。次号Bonzour Japonの取材、間髪いれずにレイアウト、原稿起し。次号を書きながら、次々号の取材のフィックス。そこへ、今回は3月に出る新しいアルバムの制作作業が重なった。出国を延ばして、ぎりぎりまでスタジオで作業してパリへ入ったものの、その後のマスタリング、ジャケットの印刷、プロモーション、ツアーの調整などは遠隔での仕事だった。


そもそも、今年は正月早々徹夜っていう、ある意味「毎日が大晦日♡」的な状況で、「ああ、年のはじめから自分の生き様を象徴しているなあ。」なんてぼんやり思ったのだけど、なに?!パリでまで。パリ到着初日に徹夜って、一体なんなんでしょうね、これ…。


そんなわけで、ツイッターはがんばってこまめに上げていたけれども、ブログも予告しながらぜんっぜん書く時間もなくて、気がつけば、もう帰国6日前となってしまった。


ところで、飛行機の走行高度によく使われる“成層圏”。地球と宇宙の間みたいな層なのだけど、ここに飛行機が近づくと、ものすごいスピードで空を飛んでいることを忘れて、雲の一部になったかのような静けさが訪れる。これを、よく私たちの仲間うちでは、仕事になぞらえて言う。たとえば、仕事が詰まってどうしようもなくなる少し手前では、焦ってばかりで事がからまわりしがちなのに、もう限界まで忙しくなると、逆に腹も座って、周りの事柄が止まっているかのように見える。この極限状態を「成層圏」と呼ぶのだ。成層圏を何度か体験した人は、むしろ追いつめられた時に、冷静な判断やいいアイディアが出て来ることも同時に経験していると思う。どう考えても無理なスケジュール。体も心も限界に達したときに訪れる、無風の平原。ここに入ってしまえば、あとはこっちのもの。淡々飄々と仕事をこなしてゆける。

若い頃には、この成層圏にまでなかなか上がれなくて、焦ったりしんどかったりしたのだけど、今は、わりとすんなり入れるようになったかもしれない。とはいえ、成層圏に行く状況っていうのは、できれば未然に防ぎたいところなんですけど。まあ、こうゆう職業を選ぶと、もれなくついてくるバリューセットです。(笑)


そんなわけで、また駆け抜けてしまった日々ですが、いろんなことがありました。先日は、川勝正幸さんが急逝。時間が許す限り、パリのブログ、いくつか書きたいと思います。







posted by 猫沢エミ at 02:32| パリ ☀| パリ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする