2010年11月03日

Je suis snob. Moi non plus!

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昨日の日記でも愉快なキャラ顔で、神聖なドゥ・マゴ文学賞授賞式を、アル意味本当のサンジェルマン・デ・プレに変えてしまった男、三浦信(まこと)。今年一番の出会い大賞候補となった、スノッブ・ミウラくんのアルバムがついに本日、待望のリリース!
http://comedy-tonight.net/

事は今年の夏。

ミ「猫沢さん。僕、アルバム作ってるんですけど、猫沢さんにフランス語のナレーション
  お願いしたいんですよ。」
猫「いいけど…どうせ頼むなら、ネイティブ発音のフランス人に頼んだ方がいいんじゃ
  ないの?」
ミ「僕が目指したいのは、日本人が夢想する50年代のパリ、サンジェルマン・デ・プレ
  のボリス・ヴィアンへのオマージュなんです。だから、むしろ日本語アクセントの
  フランス語の方がモアベターなんです。」
猫「なるほどねー。じゃ、やるわ。」

という安易な会話によって始まった。その後、フランス語をあまり知らないミウラくんが(笑)フィーリングで作ったトラックのサイズに合わせて、めちゃくちゃ早口でしゃべらねばならない予想外の過酷さを経て、なんとかレコーディングが終了。HMVが閉店するこのご時世に、90年代渋谷系ど真ん中の潔いコラージュアルバムが奇跡の誕生を見たのであった。フォーミダーブル!ミスターフリーダム、ムッシュ・ミウラ。

そして別日。

猫「ミウラくん、このアルバム意外と海外で受けるんじゃないの?パリのコレットに
  プレゼンしてみたら?」
ミ「実は、サラ・コレットにはもう送ったんですよ。んで、サラって名字なんだっけ?
  と思ったら、コレットってそのまんまファミリーネームだったんですねえ。」

フォーミダーブル!広くて浅いムッシュ・ミウラ。

そんなわけで、私もインターナショナル・プロモーションのお手伝いをすべく、ベルリン在住の友人がやっているレーベルに今日もコンタクトして、ドイツ界隈でのCD流布を進めてみたり。いや、お世辞抜きで、これはもしかしたら海外の方がウケがよい気がしているのだ。事実、90年代の渋谷系という、きわめて特色のある音楽は、世界の音楽通にもとどろき、未だ多くのファンが存在する。

ちなみに、このCDのブックレットは、渋谷系の帝王、小西康陽氏によるもの。タイトルは`我が輩はカモである´。時代が流れ、不況という文字が踊ろうとも、音楽史に不動のオベリスクをぶち立てた90年代のエスプリを、今こんな時に(重ね重ね、笑)がっつり出してしまったスノッブ・ミウラの音楽を聞かない子供らは、馬に蹴られて死んじまうのがオチなのである。

そんな素敵なアルバムのリリース・パーティーがございます。
絶対素敵に踊れるから、友達を誘って遊びにきてね!

●11月13日(土) Je suis snob!
 リリース・パーティー開催
 @渋谷TRUMP HOUSE
 23:00スタート
 DJ 三浦信、吉永祐介、シリル・コピーニ、小浜雅胤
 *MAP詳細comedy tonight 特設HP、infoコーナーより
 http://comedy-tonight.net/

なんと、12日から不埒にもパリへ行ってしまう私は、残念ながら不参加。
(という旨を、フランス語訳監修を勤めたシリル・コピーニに告げたところ、
「お前、なんやねん!」と罵倒されました。あはは、そりゃそーだ。)

でもさ、行き先がパリだから許してミウラくん。この日は、チミが夢想したサンジェルマンで、このアルバムの誕生を祝して、シャンパンを開けるから。




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2010年10月20日

最近の掲載誌あれこれ〜モデルのはなし

Quand la femme tient la barre de sa vie−猫沢エミライブ&トーク@TRAUMARIS
      ご予約開始は、10月20日(水)お昼の12:00 から!
       →http://necozawa.seesaa.net/article/166163561.html


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毎日、言いたい事が多すぎて、そっちばっかりブログに長々と書く時間を費やすくせに、肝心な自分の活動や、もっとつっこんだプロフィールとかディスコグラフィーに至っては、何年も原稿のままぜんぜんアップできないでいたり、ほんとに自分プロモーションが下手くそな私です。そんなわけで`最近の´なんて書いちゃってますけど、発売して結構経ってしまっているものも含めて、ここ数ヶ月の猫沢掲載誌をご紹介〜。とかいいつつも、掲載誌のことについては、下記のPhotos解説をご覧くださーい、なんてはしょっちゃって、いろいろ考えたりすることを書いちゃうんだなこれが。だって、そっちの方が性に合ってるんだもん。

26歳で、いわゆる世間で言うところの女性アーティストとしてデビューした私だが、目力があるだとか、顔が面白いなどありがたいことを言われ、様々な雑誌のモデルやら被写体として使って頂いてこの歳まできた。しかし、子供のころの自分に、そんな未来が待っているなどどうすれば思えただろう。ちび時代の家族間での私のあだなは`いかりや長介´もしくは`研ナオコ´…。逆立ちしたって「わあ!うれしい。」とは言いがたい、非常に個性的な面々である。いかりやの由来は、ある事件が元になっている。ちびっこだった私は、椅子を使って冷凍庫の奥のアイスバーを必死に取ろうとしていたらしいのだが、冷凍庫内の棚にたまった霜に下唇がくっいてしまい、「だめだこりゃ!」ともがいていたら、奇天烈人として生前名を馳せた祖父(彼のネタは山ほどあるので、また今度。)が、あわててやかんのお湯を唇にかけたため、私の下唇はいかりや長介ばりに伸びてしまった…という伝説がまことしやかに伝えられている。ちなみに私自身にはそんな記憶、一切ない。研ナオコに至っては、ちびっこ時代の私があまりにもがりがりに痩せていて、目ばかりがぎらぎらと光る、アフリカの難民キャンプの子供みたいだったから、という単純な理由である。どちらにせよ、ピュアな少女の心に「自分はどうもイケてないようだ。」と思い込ませるには十分な威力があった。

家の外に一歩出ると、そこでのあだなは`カマキリ´だった。小学校2年生の頃だったかと思う。クラスの悪ガキに限らず、同学年の男子たちがこぞってあまりにも`カマキリ´と言うものだから、私は一発芝居を打った。泣きながら(のフリをして)学校から走り帰って膝を抱えてみたのだ。これは、あくまでも芝居だった。すでに家で長介だの研ナオコと言われている私が、カマキリぐらいで心底傷つくわけがない。ところが私が想像した以上に、このことは重く取り扱われてしまった。次の週の月曜日。校庭に全校生徒が集まる朝礼で、校長先生がいきなり私を呼び、壇上に上げた。「えー、先週2年生の某クラスで猫沢さんのことを`カマキリ´と呼び、彼女が傷ついて学校から帰ってしまう事件が発生しました。これからは、絶対に猫沢さんのことを`カマキリ´と呼ばないように。いいですね!」…校長先生、ありがとう。でも、たぶん逆効果です、これ。その予想はあたり、その日から2年生だけにおよばず、1年生から6年生までの学校中の男子生徒に(ウラでは、女子生徒までにも)すっかり`カマキリ´が定着してしまった。そうだ、大人たちは子供がどんなに陰惨な生き物が知らないのだ!とは思ったが、やはり私は、さほど気にしていなかった。

`カマキリ´は、私の代名詞となり、さらなる進化を遂げた。がに股のくせにものすごく足の早かった私を見たある男子が、「猫沢、ダチョウみてえ!今日からダチョウカマキリだ!」と、あらたなるムーブメントを起こしやがった。それがいつのまにか、より言い易い`ダッチョカマキリ´へと変化した。ダッチョってなに?脱腸かしら?もう、本人とはまるで関係のない域まで達してしまった…私の手を離れて空高く飛翔してゆく、あだな。アデュー、勝手にみんなが作り出した自分。という具合に、もしかしたら、この頃培われた`人が勝手に想像した自分´と`本当の自分´を切り離す修行が、一応イメージ商売の現在に、とても役立っている気がしなくもない。(ただし、こじつけかもしれない)

と、ここまで読んで、「どこがサブタイトルの`モデルのはなし´なの?」と思われたろう。ははは、私も思った。まあ、言いたかったことはですね、そんな幼少時代だったもので、自分がいい意味で個性的な顔つきをしているだとかそんなポジティブなことはひとっつも思えなかったんですよ、パリに行くまでは。ところが、いい歳になってパリに住んでみたら、これが意外ともてる。(黒人、アラブ人、物好きな白人に限りですが)そして「私なんかダメダメ。」というようなことを言うと、本気で怒られる。「人にはそれぞれの美しさがあって、キミが言う自分の欠点`手足が短い´`ちびだ´も、キミの美しさのひとつじゃないか!」と。だって、パリジェンヌは手足が長くてみんなかわいいじゃないの、なんてつまらん返答をしようものならば「あんなのは、手と足が長い!以上。ってなだけで、だからきれいだとかそんなのとは、あまり関係がないんだよ。内面を伴う魅力に、キミの小ささが加わって、初めてキミだけの光が出るんだ。」じーん…いいこと言うなあ、フランス男。さすが天性の恋愛人種たち。(まあ、半分口説きが入ってるので、かなり水増しサーヴィスですけどね。)てゆうか、もっとそれ、私の人生の早い段階で言って欲しかったなあ。アデューいかりや長介、アデュー研ナオコ、そしてアデューダッチョカマキリ。

そんなわけで、被写体になるにはかなりぎりぎりの難しい年齢になった今、本当に若くて細胞が輝いていた頃よりも、私はたぶん、いい顔でカメラの前に立つことができるようになった。若い頃に、自己評価をきちんと持てていたならば、猫沢尻エミカになれたのだろうか?(それはいくらなんでも無理だろう)でも、案外、通ってきた道はこれでよかったのかも、とも思う。歳を重ねた今、内面の自分と外見の自分がぴったり一致する気持ちよさを感じることができているのなら、それは、自分にとって一番正しい歳の取り方をしているってことなんだろうからね。



Photo1. 最近の掲載誌をご紹介。(左から)
    
    CAR GRAPHIC/595 2010年10月号(カーグラフィック刊)
     特集・立ち止まらないプジョー
   * プジョー特集で、愛車モビレット`VOGUE SP´について
    1Pに渡り、出てます。(P.71)

    天然生活/VOL.69 2010年10月号(地球丸)
     特集・大人の定番服
   * `私の一歩を探す、ジーンズ試着座談会´コーナーにて
    出てます。(P.48)

    ニームと過ごす毎日2/e-book (宝島社)
     NÎMES 2010 AUTUMN/WINTER COLLECTION
   * フレンチブランドのニームの、秋冬コレクション
    ブックにて`私らしく着こなすNÎMESのボーダー´コーナー
    に、出てます。(P.12)

   さらにこちら、大型のキャンバスショルダーバッグがおまけに
   ついてます!

Photo2. で!こちらがニームさんのおまけのバッグ。裏地がボーダーで
    かわいい。しかもナイロンなので、少々の水物もへっちゃら。
    大きさがわかるように手前にワインを置いてみたけれど、
    かなり大容量のバッグ。私はもっぱら、大好きな成城石井さんへの
    買い出し時などに持って行き、ここにワインやらチーズやらバゲットを
    ふんだんに入れて運んでます。かなり、パリのマルシェ感覚が
    味わえてよい。(本当に使い込んでて、もうすでに味わいが出て
    きちゃってますが…)


posted by 猫沢エミ at 00:00| パリ ☀| アノンス最新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月19日

Bunkamura ドゥ マゴ パリ祭2010〜2日目

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今日の渋谷もとても熱かった。。。もはや`暑い´のではなく、`熱い´。
じりじりとフライパンの上にいるような感覚。ステーキのお肉になった
ような気がしないでもない。

そんなお暑い中、今日もたくさんのお客さまがBonzour Japonワゴンに来て
くださった。

明日はいよいよ最終日!まだお越しでない方、ぜひ遊びにいらしてください!
地下1Fの会場も、出張クレープリーや、素敵なお店、
そしてアコーディオンとヴァイオリンのユニット、シエスタさんの
演奏など、お祭りムード満載でとても楽しい♪

さて、チーム・ボンズール。明日も
がんばって素敵なフレンチグッツをお届けします!

posted by 猫沢エミ at 00:38| パリ | アノンス最新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月17日

Bunkamura ドゥ マゴ パリ祭・初日♪

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本日、Bunkamura ドゥ マゴ パリ祭、初日。

東京は、梅雨が明けたのか(んですかね?)とてもとても暑い日。朝11時の開店から、たくさんのお客様が来てくださって、BONZOUR JAPONワゴンは大盛況!普段、お会いすることのない、読者の方やファンの方も来てくださって、直接おしゃべりできるのがなにより楽しい時間だった。フランス人の方々も結構ワゴンに立ち寄っておしゃべりしていったのだが、面白いことに、彼らのすべてが最初に注目するのが、ワゴンの側面にかけられた`Oui est ton père?=君のお父さんは誰?´Tシャツの辛辣フレーズ。私制作のかなりブラックなTシャツに、「C'est marrant !=こいつぁー、珍妙だ!」と、大喜びでした。(でも買ってはくれないのよね。笑)

本日、お暑い中来てくださったみなさま、ありがとうございます!

70年代、レイモンド・ロウイーデザインのル・クルーゼ鍋など、まだまだ良いものが
みなさまをお待ちしていますので、明日とあさって、ぜひ遊びに来てください!


♡ 会場:Bunkamura 1F Gallery 前
 期間:2010年7月17日(土)〜19日(月・祝)の3日間
 営業時間:11:00~19:00
 東京都道玄坂2−24−1 info:03-3477-9111


Photo. ワゴンは、まるでパリの蚤の市のよう。なかなかかわいく
    ディスプレイできました。







posted by 猫沢エミ at 23:32| パリ ☁| アノンス最新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月15日

Bunkamura ドゥ マゴ パリ祭2010にBonzour Japonワゴンが出店!

 ★ 急告 ★

フランスならではのおしゃれなショッピング、グルメ、ミュージックなどが満喫できる期間限定の
人気フレンチ・イヴェントが、今年もBunkamura 地下1F カフェ ドゥマゴのテラスを中心に開催中です。

今年は、BONZOUR JAPONスタンドがこのイヴェントに初出店します!編集長・猫沢エミが確かな目で買い付けたル・クルーゼ鍋、陶器、お菓子の型などを中心としたキッチンアンティークや、ミシュラン社の人気マスコット・ビバンダムの貴重なデッドストック・グッツ、他にはBONZOUR JAPON 本誌でも大人気の、今をときめくフレンチ・アクセサリーやバッグ、小物を扱う`シャンデリエ´が、出張販売いたします!

開催期間中は、スタンドにて編集長・猫沢エミと編集部員・後藤ハルカがお出迎え。
どうぞお買い物と同時に、気軽なおしゃべりも楽しみにきてください。
お待ちしています!

* 商品は数に限りがありますので、お早めのご来場をおすすめします。また、
アンティーク類は、一点ものがほとんどですので、こちらもお早めに!

会場:Bunkamura 1F Gallery 前
期間:2010年7月17日(土)〜19日(月・祝)の3日間
営業時間:11:00~19:00
東京都道玄坂2−24−1 info:03-3477-9111

♡目玉商品をほんの一部、ご紹介・・・

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パリ18区、モンマルトルにあるアフリカン・ティシューを使ったブランド`マナニ´の最新バッグ

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後藤はるか嬢がパリで直接買い付けた、ハイセンスなアクセサリー類

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猫沢がパリで直接買い付けた、クレイユ・エ・モントローのカフェオレボウル(1880年代!)
本当は出しなくなかった博物館級の美品です。

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1970年代に、ほんのわずかの期間限定で作られていた、インダストリアルデザイナー、レイモンド・ロウイーの
ル・クルーゼ鍋。数年前に出された復刻品ではなく、70年代のものです。

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日本でも人気のミシュラン社のマスコット、ビバンダム・グッツ。同社が、もっともグッツ生産に力を入れていた
当時のデッドストックです。写真は、名刺入れ、サイクルベル、サイクルマスコット。

他にも、フランス国営郵便局`LA POSTE´の限定キャンバスバッグなど、
 フランス好きにはたまらないラインナップ!






posted by 猫沢エミ at 20:09| パリ ☀| アノンス最新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする